この記事では、Javaの開発環境であるPleiades All in Oneのインストール手順を解説します。
「Javaの開発環境を構築したいけど、何をインストールすればいいのかわからない」
「JDKとかIDEとかよくわからんし、気が狂いそうになる」
当記事は、そういった方々のために書きました。ぜひ参考にしてください。

開発環境の構築は意外と簡単です。落ち着いてください
概要
作業環境
本記事のインストール作業は、Windows10(64bit)で行っています。
Pleiades All in OneはmacOSにも対応していますが、インストール手順等は若干異なる可能性があります。ご注意ください。
通常のJava開発環境構築
WindowsでJavaの開発環境を構築するには、ざっくり以下の作業が必要になります。
- JDK(Java Development Kit)のインストール
- IDE(統合開発環境)のインストール
- IDEの日本語化プラグイン導入(必要であれば)
これを見て「嫌っ!!」と思った人もいるかと思います。
大変ですよね。わかります。
しかし、安心してください。
これらの手順をひとつにまとめたお手軽なパッケージが、今回解説する「Pleiades All in One」なのです。
Pleiades All in Oneとは
Pleiades All in Oneは、Eclipseをベースに、日本語化プラグイン(Pleiades)やJDKの他、便利なプラグインが同梱されたIDEパッケージです。
簡単に言うと、これさえインストールすればすぐにJava開発を始められます!というものです。
Eclipse(エクリプス):
Jave開発における代表的な統合開発環境(IDE)。主にJava開発に使われるIDEですが、プラグインを導入すればC/C++、Python、PHP、JavaScriptなどにも対応可能です。
統合開発環境(IDE):
エディタやコンパイラ、デバッガなどの開発に必要な機能を一つにまとめたツール。
Java開発のIDEは、Eclipseの他にVisual Studio Code、IntelliJ、Android Studio(アンドロイドアプリ開発用)などがあります。
JDK(Java Development Kit):
Javaアプリケーションを開発・実行するためのソフトウェア開発キット。
JRE(Javaプログラムを実行する環境)、コンパイラ、デバッガなどが含まれています。
Pleiades:
Eclipseの日本語化プラグイン。
Eclipse、Pleiades、JDKなどがセットになっているのがPleiades All in One。
次項では実際のインストール手順を解説していきます。
インストール手順
Pleiades All in Oneのダウンロード
1.MergeDoc Projectのサイトにアクセスします。
2.Eclipseのバージョンごとにダウンロードボタンが用意されていますので、特にこだわりがなければ一番左の最新版をクリックします。

3.OSやプログラミング言語ごとにダウンロードボタンが用意されていますので、今回はWindows x64のJava用パッケージをダウンロードします。

4.ダウンロード画面に移動します。
自動的にダウンロードが開始されない場合は、exeファイルのリンクをクリックします。

インストール
1.ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックして実行します。

2.画像のように、Microsoft Defenderの画面が表示される場合があります。
「実行しない」を選択すると終了してしまうので、インストールを続行するために「詳細情報」を開いて「実行」をクリックします。


3.Pleiades All in Oneの解凍先フォルダを選択します。
解凍先は自由に選択できますが、下記に抜粋した画面内の注意書きをよく確認してください。
・パス長制限があるため、デスクトップやダウンロードなどの深いパスには解凍・配置しないでください。
・空白や日本語が含まれるディレクトリに解凍・配置・実行しないでください。正常動作しない可能性があります。
特にこだわりがなければ、フォルダは変更せず進めましょう。
「解凍」をクリックして次に進みます。

4.指定したフォルダにPleiades All in Oneが配置されます。
完了したら自動的に画面が閉じますので、それでインストール作業は終了です。

起動
1.解凍先フォルダにeclipseというフォルダができていますので、その中のeclipse.exeをダブルクリックで起動します。

2.Eclipseが起動しますので、少し待ちましょう。

3.ワークスペースのディレクトリ選択画面が表示されますので、選択して「起動」をクリックします。

4.起動時にMicroSoft Defender 除外チェックの画面が表示される場合があります。
EclipseをMicrosoft Defender(セキュリティソフト)のスキャン対象から除外するかを選択します。
この設定は起動後でも変更できますので、初回は除外せず、のちのち動作が重ければ除外を検討してみましょう。
除外する場合はセキュリティ上の問題が発生する可能性がありますので、ご注意ください。特に、職場や学校のPCで作業されている方は無断で変更しないように気をつけましょう。

5.Eclipseが正常に起動することを確認したら完了です。

これでJavaアプリケーション開発の準備が整いました!
おめでとうございます!
アンインストール手順
Pleiades All in Oneのアンインストール手順を解説します。
といっても、Pleiades All in One(Eclipse)はファイルを解凍して配置しているだけですので、解凍先のフォルダをエクスプローラー上で削除すればそれでアンインストール完了です。
ただ、デフォルトではEclipseとワークスペースがどちらも「C:\pleiades」下に作成されます。
ワークスペースには開発したプログラムが格納されていますので、誤ってワークスペースごと削除しないように注意しましょう。
まとめ
以下は当記事のまとめです!
- Pleiades All in Oneをインストールすれば、Javaの開発環境を簡単に構築できる。
- Pleiades All in Oneは、Eclipseに日本語化プラグインやJDK、その他便利プラグインが同梱されたパッケージである。
開発環境を構築したら、あとは実際に開発を進めるだけです!
進めるだけと言っても大変ですが、最初のハードルは越えたのであとはなんとかなると思います!
頑張ってください!応援してます!
ありがとうございました!
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